住宅ローン審査が通らない?-原因の多くは個人信用情報

夢のマイホーム購入を決断し、住宅ローンの事前審査を申し込んでみると、「残念ながらご希望に添えかねます。」との回答が…

住宅ローン審査で「否決」の回答となった場合、個人情報に関する内容ということもあって、金融機関はその原因について詳しく教えてくれません。
しかしながら、多くの場合は「信用情報になんらかの原因がある」と考えられます。

過去に何度も延滞していたり、債務整理などの金融事故と呼ばれる事態になっていたりすると「否決」となってしまいます。このような場合については、残念ながらどうすることもできないのが現状です。

ただし、本当に身に覚えがない場合は「個人信用情報」の照会を検討してください。
最近は、インターネットで申し込むこともできるので(有料)、「否決」という結果に納得がいかない場合には正しい情報を収集することも大事です。
ごく稀に、すでに返済が終わっている借り入れ情報が残っている場合もあるので、その時には今後のためにも登録されている情報を修正してもらいましょう。

借り入れ内容は正しく申告するのが第一

事前審査の申込書には「その他の借り入れについて」申告する記入欄があります。
これは、「私には、現時点でこのような借り入れがあり、このような返済状況です。」という申し出をするものです。
住宅ローンの審査では、この「その他のローン」が非常に大きく影響し、ここに記入されていない借り入れが発覚したり、実情と違う内容が記入されていたりすると否決の原因となってしまいます。

まず、借り入れがあるのに「ありません」と申告するのはもってのほかです。隠していても、個人信用情報を照会することで分かってしまうことなので、正しく記入しましょう。
これから35年間何千万円ものお金を貸し出そうとする相手が、自分の借金について正確に把握していない人物だったらどうでしょうか?これだけでも銀行の心象を悪くしてしまいます。

マイカーローンや家電製品の分割払いなど、ある程度大きな金額の借り入れであれば、家族の中でも共通認識があり、申告漏れといった事態は少ないのですが、その内容を正確に記入していないケースがしばしば見受けられます。

「その他のローン」に関する記入欄には「借り入れ金額」「契約日」「毎月の支払額」「ローン残高」「完済予定日」という項目があり、すべて正確に記入することが求められます。

みなさん、「毎月いくら引き落としになっているか」くらいは大体把握しているでしょう。ところが、総額いくらで、何時購入したか、今残高がいくらまで減っているか、最終回はいつかについては「よく分からない」「覚えていない」という状況がほとんどではないでしょうか。

特に「契約日=その借り入れが発生した日付」が間違っていると、銀行によっては「個人信用情報を照会して得ている情報とは別の借り入れ」と見なすことがあります。
例えば車のローンだった場合、「2台目の車のローン?」としてカウントしてしまうことになるのです。

金融機関は、お客様からの申告について「自分でこう言っているのだから、間違いないだろう」という前提で判断します。
間違った内容を記入することは自身にとって不利になるだけなので、「借り入れ明細書」や「返済予定表」などを手元に置いて、正しい情報を記入するようにしましょう。

カードローン・キャッシングはローン審査にどのように影響するか

ショッピングのクレジットカード払いや、カードローン・キャッシングなどの現金の借り入れも住宅ローンの審査には影響します。

最近のクレジットカードには、最初からいくらかのキャッシング枠が付保されていることが多く、また、カードローンも一度契約すると必要な時に何度も借り入れできる限度額が設定されています。

このような「現金の借り入れ枠」を金融機関はどのように見るのでしょうか。

  • カードを持っているだけで、返済負担率に加算する。
  • 利用履歴がある場合だけ、返済負担率に加算する。
  • 現在の借り入れを完済することを条件とする。
  • 現在の借り入れを完済した上で、カードの解約も条件とする。

上記のように、その判断はまちまちですが「現金の借り入れ枠」自体が審査の対象になることも知っておきましょう。

「現金の借り入れ枠」は「必要な時にいつでも借り入れが出来る」というものなので、たとえ今、借り入れがゼロであっても、将来借り入れするかもしれないと、金融機関は心配するのです。

実際にキャッシングやカードローンの借り入れがあった場合は、更に審査は厳しくなります。そもそも、現金を借り入れしなくてはならない状況というのは、収入と支出のバランスが取れていない可能性が高いということです。
現在の収入に対して、分相応の生活ができてない人に、さらに住宅ローンという借金を負わせてしまっては貸し倒れのリスクが高まると判断されるのも当然といえるでしょう。

住宅ローンが借りられないとなると、マイホームの購入計画そのものが成り立たなくなりますので、近い将来マイホームを考えている方は、現在のお金のやりくりについて整理することから始めてみましょう。

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Prefee運営事務局の「不動産実務経験者」「宅地建物取引士の資格登録者」「住宅ローンアドバイザーの資格登録者」等が不動産購入・売却に役立つ記事を執筆しています。